【DATA SABERに挑戦】きっかけ③

前回、業務改善テーマが全社発表に進んだ話をしました。

全社発表で好評をいただく

胃が口から出そうなくらい緊張しながら発表した私たちのテーマ「データベース化」と「BIツールを使った可視化効率化」は自分たちの想像の倍以上の反響を頂きました。会長、社長、他本部長、労働組合委員長など、トップと呼ばれる方々から質問やお褒めのコメントを頂き、本部をあげてDX推進していくことを期待されました。

会社のトップがこんなにも興味を持っていて、必要性を理解してくださったことに素直に喜びました。

私たちの活動は半年間で終わらず、メンバーも拡大して本部としての活動に昇華されました。

DX化は楽ではない

本格的に本部としてのDX化の一歩を踏み出しましたが、私には気がかりが2つありました。1つは結局自分自身にDXスキルが身についていないこと。もう1つは、どうやら本部の上位は(もしかしたら会社のトップも)、DX化は案外簡単にできる、くらいにとらえていることです。1つめについては、発表の資料準備で結局DX部門の同期に突貫でダッシュボードを作成してもらったこと、その作成方法を全く理解できなかったことです。2つめは、本部のDX活動にアサインされた担当が結局は自業務との兼務だったということです。自業務で精一杯の中で兼務でDX化など本腰を入れてできるはずもなく、専任部署や担当をアサインしていないことに上位の本気度の低さ、もしくは理解度の低さを知りました。

DATA SABERへの挑戦を決意

DX部門に支援してもらいながら活動を進めることになったのですが、中からも思いを持って進める人が必要だということに気付きました。これは完全に私の独断でしたが、本部の未来を考えまずは自分自身のスキル向上を図ろうと思いました。そこでDX部門の同期から提案されたのが「DATA SABER」の資格獲得でした。

実は私は近々結婚式を予定しており、その準備に追われることが分かっていました。とても悩みましたが、今受けなければおそらくこの先タイミングを逃し続けるのだろうと思い、思い切って挑戦を決めました。業務上、普段からかなり残業も多い方で、結婚式の準備、新婚旅行の準備、プライベートの予定、日々の家事、と正直かなり無謀な挑戦だったと思っています。

 

こうして私のDATA SABERへの挑戦が始まりました。

【DATA SABERに挑戦】きっかけ②

前回の続きです。

 

Tableauってすごい!

うちの会社ではBIツールと言っても何を使うかは割と自由と聞きました。ただ、DX推進部門が推奨していたのが"Tableau"でした。Tableauであればハンズオン講座やサポートが受けられると聞いて、これまた飛びつきました。まずは同期が実施していたTableauの初級ハンズオン講座を受講しました。これが初めて私がTableauに触れた日です。トライアルのアカウントをもらって初めて実際に触ってみました。その感想はとにかく

すごい!前衛的!なにこれ!こんなの使えたらどんなに仕事が楽だろうか!

でした。Excel一辺倒で過ごしてきた私にとってとても衝撃的な出会いでした。

そして、第一印象は、「操作は直感的で使いやすい。見るだけの人はとにかく便利。作る側は少し難しそう、慣れの問題なのか…?Excel以上の機能がたくさんあるが主にマウス操作で収まっているので自分でも使いこなせるかも。」でした。

 

Tableauではそのデータは読み込めない

希望しか見えなかった私は、業務改善をどんどん推し進めました。そしてまたまた壁にぶち当たります。-「Tableauではそのデータは読み込めない」- 衝撃的でした。

実際に私たちが分析に使っていた様々なデータをDX部門の同期とデータベース化を進めている方に見てもらいましたが、どのデータを見せても二人とも即答でした。

「Tableauで使おうと思うとまずはデータの整理からしないと」

自分にデータリテラシーがないことに気づきました。人間の目で見て見やすいデータはシステムや機械は逆に読めないということを初めて知りました。よく考えたら当たり前のことでした。人間が加工したデータをもとに戻す加工が必要でした。なんと無駄な。生データの入手を試みましたが時間がかかることが判明しました。(海外事業体との間に大容量データをやり取りできるプラットフォームを作らないといけないため)

自分たちの勉強もかねて、Tableauが読み込める形に加工することにしました。

 

プログラミングとの出会い

今回はすこし関係しないので詳しくは書きませんが、人生で2度目のプログラミングとの出会いを果たします。データ加工を毎回手作業でやるのはこれまでと状況が変わらないため、データ加工を自動化するためのプログラミングをし、バッジファイルをつくることにしました。実は高校の授業でプログラミングに少し触れていた私は、少し興味があったのであまり抵抗少なく入ることができましたが、結局マスターには至りませんでした。。ただ、簡単なプログラミングくらいはできるようになりました。改善業務だけが担当業務ではなくなんならメイン案件が2つぐらい他にあったのでそもそも工数が割けず相当苦労しました。組織、上位のDXへの向き合い方にも思うことがたくさんあります。(別で書きます)

 

なんやかんやでTableauとの接続にこぎつけるが…

いろんな人に多大なるサポートを頂きながらなんとかTableauに接続できる形にできました。ここからはハンズオンで習ったことを実践するだけ!と思っていたら。できない。まずサンプルスーパーストアのデータしか見たことがないのでまず「行ってなんだっけ?」「列との違いは?」「メジャー?ディメンション?」「???」

混乱です。何もできません。また同期に泣きつきました。

 

結果

結論から言いますと、結局Tableauでのダッシュボード作成はほとんど同期の力を頼りました。こんなものを作りたい、と伝えてその可視化をしてもらうことしかできませんでした。自分の表現したいものがTableau上で全然表現できません。そもそもTableauの何も知らないことを知りました。

業務改善は成果発表を資料にまとめて上位に説明することで完結します。その発表の日程が刻一刻と近づき、もう時間がない!というところで同期にヘルプし、なんとか見せられるダッシュボードを作りました。(作ってもらいました。)

 

全社発表に進む

本部内での発表は非常に好評でした。本部からは3テーマが上がっており、1テーマだけが全社発表に進むことになっていましたが、中間発表の段階から好評をいただいていた私たちのテーマは全社発表に進むことになりました。

その時の私は全社発表に進んだことよりも、本部のトップたちにTableauの存在を示すことができたことと、それが便利なものだという印象を与えられたことが嬉しかったです。

 

 

全社発表の先に私がDATA SABERに挑戦するきっかけがありました。

前置きがだいぶ長くなってしまいましたが、次回で書きます。

 

 

【DATA SABERに挑戦】きっかけ①

はじめまして

このたびTableauを使う機会を頂き、DATA SABERに挑戦することになりました。

今回は私がTableauに触れたきっかけと、DATA SABERへの挑戦のきっかけについて紹介します。

 

Excelがすべて!

そもそも私がBIツール、Business Intelligenceとは、を知ったのは今年に入ってからでした。入社7年目、仕事は海外部門の営業系なのですがデータを扱う仕事はこれまでかなり多かったと思っています。それをひたすらExcelで集計して分析して過ごしてきました。それが正しい仕事の仕方だと思っていましたし、そう教わってきました。

Excelを使いこなせる人こそデータ分析に長けた人だというのが共通認識でした。

数式を使いこなしている先輩に憧れ、マクロを使いこなす先輩に憧れ、、Excel攻略本なんかを購入しスキル向上を図る。そんな6年間でした。

 

業務改善担当になる。

ひょんなことから部署の業務改善担当になりました。日頃からデータなどの根拠をもって資料を作る、提案を考えることを信条としてきた私は人よりデータ/情報の重要性は感じていたと思います。

そんな気持ちを業務改善に反映したいと思いました。みんな時間かけてデータ分析している。なんなら横の担当者、横の部署と同じような分析業務をしている。そんなことやめた方がいい!というのをテーマにしました。

 

業務改善の糸口

テーマを決めたはいいものの"改善"の方向性をどうするか悩みました。推進日程はわずか半年間です。半年でなにか成果を出す必要がありましたが、中途半端な改善で生まれるのは中途半端な結果だけです。根本改善が必要だ!と当時の私は相当な勢いで、「自分がみんなを助けるシステムを内製してやる!」ぐらいの気持ちでスタートしました。

 

業務改善の壁

すぐに壁にぶち当たります。まずもって問題が多すぎる。そして問題が深すぎる。それぞれを紐解いていくと膨大な時間がかかる。とにかくアタックするポイントを絞ることにしました。まずは理想を描くことにしました。「情報の一極化」と「分析ビジュアライズの効率化」です。すぐに対策は思いつきました。「データベースをつくること」です。ただ、私はそっち方面は専門ではないので、まずは専門化(IT部門)に相談しました。

 

改善への光

IT部門にたまたま同期がいました。まずは相談してみよう!と軽い気持ちで相談してみることにしました。するとある提案をしてもらいました。「ちょうど全社的にデータベースを構築しようとしているプロジェクトがある。トライアルを探していると聞いているから紹介する。」と。朗報すぎる!とすぐに飛びつき話を聞かせてもらいました。データベースの話と同時に、「データベースと接続ができればBIツールで可視化が可能」ともアドバイスをもらいました。BIツール…?これが私とTableauの出会いです。